前回の日記のコメント欄で「音大生の憧れのオペラアリア」のリクエストを頂いたので書いてまいりましょ～！＼(^o^)／

前回にも書いたように「運命の力」の「神よ平和を与えたまえ」は私が音大に通っていた1980年代後半期では女の子達の憧れのアリアって感じでした！(*^o^*)
「歌う」って言うと「いぃなぁ～*^o^*」って言う人が多かったですね。

他のアリアは私と一緒にいた友達や先輩で"これがやりたい"って言ってた人はなかった気がするけど・・・卒試を含む試験でで定番みたいなアリアはありましたね。o(^-^)o

アリアは確かキ2年生後期から歌う人が多いです。
それと3年生後期で次は卒試。。。
3年生前期は日本歌曲と課題が決まってたから。。。f^_^;

まず2年生後期と3年生後期は4分程度の曲なのであまり長いのは歌いません。
別に4分超える曲でもOKですが、その場合は4分で切られます。f^_^;

まず2年生後期と3年生後期共通で皆がよく歌ってるのは次のアリア。

★プッチ－ニ「ボエ－ム」のミミのアリア2曲と「ムゼッタのワルツ」

★マスカ－ニ「カバレリア・ルスティカ－ナ」のサントゥッツァのアリア「ママも知ってる通り」

他はモ－ツァルトの「フィガロの結婚」のケルビ－ノの2曲のアリアも圧倒的に多いし、「コシ・ファン・トゥッテ」のドラベラの「愛の神はいたずら者」とデスピ－ナの「女も15になったら」も圧倒的に多いです。

他は殆どマイナーって感じのロッシ作曲「ミトラ－ネ」のアリア（タイトル忘れた）もそこそこあった。。。
このオペラのアリアはメゾ・ソプラノの子が歌っていましたけど。。。

しかし「ミトラーネ」って本当に未知のオペラですよ～！(^^;)
このオペラの作曲のロッシに関しても殆ど名前を知らなかったです。(^^;)
当時は一瞬「ロッシ」と言えば「ロッシーニ」と混同しそうでしたが当然別人だし、時代も「ロッシの方が古いのでは？」という噂も聞きました。

オペラではガエターノ・ロッシって言う台本作家がいましたが、昔はボイートの様に作曲家も台本を手がける事があったみたいなので、このガエターノ・ロッシが「ミトラーネ」の作曲家と思ったら違っているようでした。。。(^^;)

他では2年生では歌わなくて3年生で歌っているのが先程も挙げた様に「運命の力」の「神よ平和を与えたまえ」！
このアリアは卒試では圧倒的ですが、早い人は3年生後期で歌う人もそこそこいます。
その代わり・・・このアリアは3年生後期では時間オーバーで途中で切られますけど。。。(^^;)
私の場合は2年生で歌ったから肝心の聴かせ所の2点B音（五線の上に出たシ♭の音）の箇所まで・・・しかも途中で前奏と同じメロディが間奏で入ってきますが、その間奏に入ったとたんに切られましたよ～！(-_-")

お次は卒試。。。
当時は4年生前期は実技試験が無かった記憶があります。(^^;)

★先程も書いたとおり・・・「運命の力」の「神よ平和を与えたまえ」
このアリア・・・卒試では常連（変な言い方）みたいな曲ですねぇ。(^^;)
とにかく当時は圧倒的に多い！
先生によれば学生本人が"歌いたい！"と言っても「このアリアは殆どが歌うから別の曲にしなさい！-_-;」と仰る先生もいらっしゃったみたいです。(^^;)

★グノー作曲「ファウスト」の「宝石の歌」もけっこう卒試で歌っていました～！
私も卒試はこの曲。。。(*^o^*)
これ、けっこう好きだったんだよなぁ～！(*^o^*)
何となく女の子の憧れ的な感じの曲ですね～！(^o^)
メロディーも素敵だし～！

その他はザッと挙げると次の通り
プッチーニ「蝶々夫人」の「ある晴れた日に」。
ヴェルディ「仮面舞踏会」の「あの草を摘み取って」。
ヴェルディ「トゥロバトーレ」の「静かな夜」～「この喜び」

この辺が圧倒的ですね！(^^;)
別の先輩達の卒試ではドニゼッティの「ルチア」の「辺りは沈黙に閉ざされて」や「夕鶴」等もありましたけど・・・私たちの学年は歌っていた人を見かけませんでした。
ちなみに卒試は公開試験です。

ベルカントオペラってコロラトゥーラの独特の難しさがありますし、日本のオペラって日本語だからといって簡単ではないですよ！
日本語で歌うのってかえって難しい！
旧Blogでも書きましたが、日本語で歌う場合は聴く側に言葉をはっきり聞かせるのが難しいのです。(^^;)
普通に日常で喋る感覚で声楽の発声で歌うと絶対に聴く側に言葉が通じません。
まぁ言ったら・・・一歩間違うと何を言ってるのか分からないって感じでしょうねぇ。。。(^o^;;)