テノールのサルバトーレ・リチートラが交通事故で意識不明の重体に陥った事が報じられましたが、昨日の朝日新聞の記事によると、とうとう、脳死状態に陥って、家族が臓器提供を承諾したと言う事らしいです。
一方、兵庫県のみの神戸新聞ではリチートラは「脳死判定による死亡が確認された」と報じられました。
朝日新聞は「死亡」とは報じてないけど、神戸新聞では「死亡」と報じたのですよね。
とにかく、彼が脳死状態に陥ってしまった事は間違いないと思います。
日本では最近、臓器移植法が改定されて脳死になれば本人の意思表示なくても、家族の承諾だけで提供出来るという様になった。
イタリアでは以前からそうだったのかな。。。
しかし、リチートラの家族は提供を承諾したとの事ですが、家族の気持ちを察すると辛いですね。
脳死の段階だったら、脳は機能して無くても心臓は動いてるから。。。
その状態で、臓器提供を促されて承諾ってのは絶対に簡単ではないですよ。
意識が無くて医者から死の宣告されても心臓や呼吸があれば奇跡が起こらないか・・・ってどこかで期待するものですからね。
これは実際に家族がそうなった場合に痛いくらいに分かるものなんです。
ちなみに、リチートラの場合は家族が臓器提供を承諾と言う事なので、彼自身がドナー登録してたかどうか分からない。
もし、登録してなかったとしたら、家族は本当に辛かっただろうと思う。
それにしても、神戸新聞は、リチートラが脳死判定で死亡が確認されたってだけで「死去」って報じてたけど・・・
まだ、彼の臓器が誰かに提供される為に取り出されたかどうか分からない状況で「死去」って報じてしまうのはどうかと思う。
臓器を取り出してしまったら「死去」ってなるけど、それが分かってない状況で「死去」って報じてほしくないなぁ。。。
その点、朝日新聞は「死去」って言葉は一切使ってなかった。
私は今まで有名人が亡くなったら「ご冥福を・・・」って書くけど、リチートラは脳死の段階で、臓器が取り出されたかどうか分かってないから、その言葉は使いません。
臓器を取り出すまでは心臓が動いてるんですからね。
しかし、パヴァロッティの代役まで務めたと言われるリチートラがこういう形で脳死に陥ってしまうって言うのは本当にショッキング!
ファンではないけど、年齢的にもまだまだこれからって年なのに。。。
これからますます歌手として円熟していくと思われてた矢先ですよね。
私は、まだ彼が歌ってるのは聴いてなかったけど、日本でも人気の高いテノールだし、これからTV放映で聴く機会が絶対に出来ると思ってた。
どんな感じだろう、絶対に聴く機会出きると思ったけど、その事を考えたら残念です。
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神戸新聞は完全に「病院で死去」とストレートに書いてましたからね。
世界的に人気の高い歌手が突然にいなくなってしまうってのは本当にショックです。
ファンは元気な彼の姿が見られると思ってたでしょうからね。
やはり、ヘルメットを被ってたらもっと違ってたのではないかな・・・と思って悔やまれますね。
ちなみに、母も過去に原付のスクーターで発進時にバランスを崩して転倒事故を起こして、入院経験ありますが、ヘルメットを着用してたので軽い脳震盪と手首の粉砕骨折で2週間の入院で済んだ感じです。
ヘルメットだけでも生死が分かれる事もあるんだなぁ・・・と改めて感じさせられました。
リチートラも発進時にバランスを崩して転倒っていう記事も出てましたからね。