さぁ~て、久々の攻略やっちゃいましょう!^o^
今度は「ドン・カルロ」!
私が好きなオペラなんだ~!^_^
まず、このオペラって4幕版&5幕版があるのですが、どちらも冒頭でタイトルロールであるドン・カルロのアリアが入ります。
冒頭って言っても、実際はその前に合唱が入ってくるけどねぇ。。。^_^;;
それで、最初にカルロによって歌われるアリアですが、5幕版の第一幕は「フォンテンブロー広大で淋しい森」っていうタイトルのアリアです。
「彼女を一目見た時・・・」とかっていうタイトルになっている事もあるみたいだけど。。。^_^;;
ちなみに4幕版の最初のアリアは・・・
あぁ~ん・・・タイトルが出てこない~~~!(>_<)
まぁ、それはどうでも良いわ~!
このオペラは4幕版と5幕版で最初のカルロが歌うアリアが違っているのが特徴なんですね。。。
他のキャラクターのアリアはどのヴァージョンでも共通してるけど、カルロのアリアだけが別なんですよ。。。
ヴェルディはどんな意図でこのようにカルロのアリアを4幕版と5幕版で違うアリアにしたのか???だけど・・・^_^;;
考えてみたら、5幕版の1幕と4幕版の1幕って場所が全く違うところ。。。
片方は森で片方は墓場。。。^_^;;
それから物語の展開の仕方だけど、4幕版の1幕は5幕版の2幕に当たります。
それで、5幕版の1幕は4幕版では描かれていないフォンテンブローの森の中でのカルロとエリザベッタの出会いやロマンスから政略破局(変な言い方^_^;)まで一気に20~40分前後程度の間で描かれてる。。。
それで、4幕版の1幕はいきなり破局の後から始まっていますからね。。。^_^;;
実はオペラのベースとなったシラーの戯曲もそうだけどね。。。
そんなわけで状況が4幕版の1幕と5幕版の1幕では全く違うから違うアリアになるのは自然な事だと思う。^_^;;
ちなみに、4幕版の最初に歌われるカルロのアリアは父にカノジョ(カノジョって言っても許婚だけど^_^;;)を奪われたエリザベッタへの想いが断ち切れない。。。
その悲しさと悔しさを歌い上げるアリアです。
一方で5幕版の最初のアリア「フォンテンブロー、広大で淋しい森」はエリザベッタへの憧れって言うか・・・彼女に惹かれている様な想いを歌っているって感じですよねぇ~!^o^
http://jp.youtube.com/watch?v=Qz2gJUfXLnAちなみに、You Tube映像ですが、カルロのアリアは5幕版のアリアの方は上がっていませんでした。
4幕版の方のアリアは幾つか上がっていましたが私はルイス・リマの熱烈ファンだからルイス・リマが歌ったものを紹介します!^o^
このアリア、ルイス・リマが歌ったら
"物凄い感情的でストレートに悔しくて悔しくて堪らないし耐えられないーーー!;_;"って雰囲気に感じられます。
5幕版だけど・・・DVDにもなってるルイス・リマが1985年に英国ロイヤルオペラで歌ったものの第1幕はYou Tubeに上がっていましたが・・・You Tubeに上がっている5幕版の1幕の映像はカルロのアリアよりもっと後からのシーンが公開されてます。-_-;
余談ですが・・・「ドン・カルロ」の上演の際にミラノスカラ座でまた事件が起こったのですよね?!
確か先月でしたっけ?
ドン・カルロを歌う事になっていたフィアノーティが強引に劇場側によって役を降ろされてしまったという事件を他の方のBlogで知り、アラーニャの事件に続いてまたミラノスカラ座で犠牲になった歌手が出てしまったのか・・・って感じましたね。
フィリアノーティは別に調子悪かったわけでもないのに劇場側は「調子悪いから」って感じの口実を無理やりつけて引き摺り下ろしてしまった。。。
一体、スカラ座の劇場側って何を考えているのかな?
こんな事されたらフィリアノーティは当然頭に来るだろうし、ファンも気分悪いと思うよ!-_-"
[1回]
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何となく威圧感がある様な気がしてある意味では怖いものも感じるものです。^_^;;
1986年のカラヤン指揮&演出でのフルラネットのフィリッポとサルミネンの宗教裁判長の二重唱も素晴らしかったですね!