前に
「悲劇のオペラのラストあれこれ」のネタを書いて1週間以上が経過。。。(^^;)
人によれば「シリーズ化するんだったら続けて書けよ!」って突っ込まれそうですが。。。(^^;)
他のネタを突如思いたったのでこちらは後回しに・・・f^_^;
そこで本題!悲劇のオペラは主人公が死んでしまうのが圧倒的に多いのですが、殆どは主人公を取り巻く人間関係が様々と言うべきか複雑なものが多いです。
特にヴェルディの「ドン・カルロ」なんかけっこう人間関係が複雑ですよね?!(^^;)
オペラのベースとなっているシラー(シルレル)の戯曲「ドン・カルロス」ではオペラより更に複雑なものとなっていたなぁ。。。(^^;)
このオペラは主人公ドン・カルロは
"死ぬ"という設定ではなく
"墓場に引きずりこまれる"と言う事になっています。
しかし演出によっては最後にドン・カルロが自殺してしまうものや、殺されているように見受けられるものもあります。(^^;)
オペラの場合はラストで
"このキャラはラストはどうなってしまの?"って感じのものがあるからそういうのは演出に寄って変わってくる事がありますね。
同じ作品でも演出によってそのキャラの性質が変わってくる様に見受けられるのが多いものです。
ちょっと別の話題になりますが、悲劇のオペラと言えども・・・
中には悲劇の結末に終わるのは悪役である事も。。。(^^;)
その典型はヴェルディの「マクベス」でしょうかね?
タイトルロールのマクベスって野望を抱いて邪魔に感じる者は次々と殺していく恐ろしい人間で夫人も怖い女って感じです。
このオペラは主人公夫婦揃って恐ろしいですが。。。
それでこのマクベス夫妻のラストは
"死"が待ち構えています。。。
例え主人公が死ぬ結末と言えども・・・正義の持ち主がラストで死んでしまう結末とマクベス夫妻の様に恐ろしい主人公がラストで死んでしまう結末を比較するとラストでの涙が流れる結末に思えるかハッピーに感じる結末に思えるか感じ方に差が出てくると思います。(^^;)
ちなみにオペラの場合はオペラのベースになっている戯曲や小説に比べると描写が表面的なものになるのは確かな事かな?・・・って感じますねぇ。(^^;)
戯曲は演劇みたいな感じなので細かい所まで描写出来るし、オペラは全て音楽で流れていくもの。
それでその中にはアリアという映画で例えると挿入歌みたいなものかな?・・・そんな感じの歌も入ってきます。
ちなみにアリアは「オペラの花」とも言われるくらいに重要なものですけどね。(^^;)
そんな事でオペラでは悲劇の場合は描写が表面的だけど音楽の流れでラストの衝撃を和らげている気はしますねぇ。(^o^)
そんなところが悲劇のオペラを楽しめる要素かな?・・・とも感じます。(^o^)
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音楽の効果といえばマクベス夫妻の王の殺害の前後掛け合いや効果音は最高ですね♪♪
>オペラも人によって好みの差がありますし
確かに! 私もマイブームがあります(^^)このマクベスは以前にBSでミラノスカラ座、ムーティーのを見てすごく気に入りました。レナート・ブルゾンのバリトンに惹かれました。CDはミルンズです。 今はこのブームは去っていますが(笑)
こんな私ですが、お導きをお願いしますね♪♪