私は大好きなテノール歌手ルイス・リマが「ドン・カルロ」のスペシャリスト的テノールって事もあってこのオペラを最もよく聴く方なのですが、このオペラって改訂版の種類が多い事は今までにもカキコしました。(^^;)
大きく分けるとフランス語・イタリア語フランス語の5幕版・イタリア語の5幕版・イタリア語の4幕版これが最も大きい分け方と思う。(^^;)
「ドン・カルロ」ってまだ更に細かい改訂版もあるんですよね?(^o^;)
その中で代表的なのはバレエが挿入されたものかなぁ?
私の場合はこのオペラでバレエが挿入されたヴァージョンはあまり観ていないなぁ。。。
しかし、メトロポリタン歌劇場のライブ録音(5幕版)で今まで聴いた事が無かったメロディーが流れていたから
"これがバレエが含まれたヴァージョンかな?"・・・と勝手に推測。(^^;)
あとはカットしたりしている公演もけっこう多いよね?!(^o^;;)カットしているので最も短かったヴァージョンは1986年ザルツブルク音楽祭の映像!
これは4幕版でカラヤン指揮演出・カレーラス&カップチッリ&バルツァ共演のもので、これはけっこう短かったですね。(^^;)
この映像はTVの録画で数回程度観ましたが、カットされていたのを覚えているのは1幕2場のカルロ&エリザベッタの二重唱の一部で抜けていたフレーズがあるのに気が付きました。
カットされた場所が・・・スコア持ってたら調べられるけどスコア持ってないしなぁ~(^^;)この公演で他に抜けていたのは・・・2幕1場のカルロ&エボリ&ロドリーゴの三重唱も何だか短かったような・・・うる覚えですが・・・(^^;)
終幕でカットされていたのはハッキリ覚えていますよ!(^^;)
終幕でカットされたのはエリザベッタのアリア「世の虚しさを知る神」も何処か抜けていた気がしたし、その後の二重唱もカルロが「目の前に火刑台が現れ・・・」って感じで最初は柔らかい歌い方から入って次第に激しい歌い方になる箇所が抜けていましたね。(^^;)
今まで鑑賞した中でそこが抜けていたのはこのザルツブルクの映像だけです。
しかし、この終幕の
「火刑台が・・・」ってカルロが歌う所は入っているけどその途中にエリザベッタが
「行きなさい!・・・」って言ってそれにカルロが答えるシーンはこれまで私が鑑賞した中ではカットされた方が多いですねぇ。(^^;)
この箇所は5幕版でもカットされている事があります。
1989年のウイーンのライブ録音も抜けてたし、1985年の英国ロイヤルオペラの映像でさえも抜けてた。
復刻版CDのラボーがタイトルロールを歌った5幕版も抜けていた様な・・・これも1回しか鑑賞してないからうる覚えですが(^^;)
ちなみに、そこのシーンはメトロポリタン歌劇場の公演は挿入されている事が多いのでしょうね?
METの公演は2回程度聴きましたがどちらも5幕版でこのシーンがちゃんと挿入されていました。
このシーンが挿入されたものはルイス・リマが歌ったものに関しては正規盤の映像と日本のラジオで放送されたものはカットされていましたが、ダウンロードした海外のエアチェックと思わる録音は挿入されていたし、そのシーンをルイス・リマが歌ったもので聴けたのがメッチャ感激です!(*^o^*)しかし、このオペラは公演に寄ってカットされるフレーズが微妙に変わってきている気がするのですが・・・(^^;)
これらの細かいカットってヴェルディが健在していた時代の改訂版に基づいてのものか、それとも劇場に寄って上演時間等の関係で適当なカットをしているのかどうかが気になるところです。(^^;)
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