第三幕ルーナ伯爵の陣地ではアズチェーナが捕らえられて来た。
彼女に尋問していると自分の恋仇マンリーコの母親であり、自分の弟を連れさらった女である事を知って、マンリーコを罠に嵌める為に彼女を焼き殺す事を決めます。
マンリーコがレオノーラと結婚しようとする時にアズチェーナが火炙りにされそうになっている知らせが入ります。
当然、マンリーコはレオノーラに火炙りにされかけているのが自らの母親である事を告げて再び敵の元へ乗り込んでいくのです。
第四幕マンリーコは敵の元へ乗り込んだものの捕らえられてしまいます。
捕らえられたマンリーコに会いに行こうとレオノーラは恋人が捕らえられている城塞の塔へやって来ると姿を現したルーナ伯爵に必死で恋人の命乞いをします。
そして命乞いの最終手段として伯爵に恋人の命と引き換えに自分の身を伯爵に捧げる事を誓ったので、伯爵はそれを承諾します。
しかし、レオノーラはマンリーコを愛しているので、本音は伯爵には身を捧げるのが余程嫌だったのでしょう。
だから彼女は自らの命を絶つことを選んだのです。
それで彼女は自分の指輪に毒を注ぎ込むのです。
牢獄では共に捕らえられたマンリーコ&アズチェーナ親子。。。
マンリーコは火炙りにされる恐怖に怯えているアズチェーナを慰めます。
そこへレオノーラがやって来て、彼に命は救われた事を告げますが、マンリーコは自分の命と引き換えに彼女がルーナに体を捧げると感付いて怒ります。
マンリーコにしてみれば、恋人が命と引き換えでも敵に身を捧げるのは面白くないのでしょう。。。
しかし、レオノーラの体には次第に毒が回り始め苦しむ彼女を見たマンリーコはやっと真実を知るのです。
しかし、レオノーラは息絶えてしまい、それを知ったルーナ伯爵は完全にブチギレ状態!
マンリーコを処刑してしまうのです。
マンリーコの断末魔を見たアズチェーナはルーナ伯爵に「処刑したのはお前の弟だ!」と告げ、母親の敵をとった事を叫んで息絶えるのでした。
最後の最後に真実を知ったルーナ伯爵はただ呆然とするのみのラストです。。。
ゆき@管理人のコメントこのオペラってハッキリ言って、「スター・ウォーズ」と凄く共通している雰囲気があると感じているんです。(^_^)
「スター・ウォーズ」の大大大ファンの私がいつも感じているんです。
何処が共通かと言うと・・・やはり肉親同士で命を賭けた争いをやっている事。。。
それと兄弟がお互いが兄弟であることを知らずにいる事を。。。
ルーナ伯爵とマンリーコの立場は対立ではルーク・スカイウォーカーとダース・ヴェーダ-と化したアナキン・スカイウォーカーの立場。。。
ルーナとマンリーコはお互いが最後まで兄弟である事を知らずにいますけどねぇ。。。
だけどアナキンはルークが自分の息子である事は知っているけど、ルークはアナキンが父である話だけは知っているが、ヴェーダ-と化した事は知らない。。。
だけど、アナキンはレイア姫が自分の娘であった事は知らなかったのですから、こう言うところもこのオペラと似ていますよねぇ。
レイア姫もヴェーダ-が自分の父であった事を知らなかったのですから。。。
それと他にはルークとレイア姫が生まれて直に引き離されて互いが双子の兄妹であった事を全く知らなかった・・・これもこのオペラとの共通点だと感じています。
マンリーコとルーナ伯爵も最後まで兄弟であった事を知らずに、弟を殺してから自分が殺したマンリーコが弟であった事を知るのですからねぇ。。。
このオペラは本当にスター・ウォーズと共通点があると感じました。
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