第三幕魔女達が洞窟の中で不気味な事をやっています。そこへマクベスがまた予言を聞きにやって来ます。
今度の予言は「マクダフに要注意」「女から生まれた者で、お前にかなう人間はいない」「バーナムの森が向かって来ない限りは、お前は誰にも負けない」という内容です。しかしマクベスは8人の王の幻影が見え、中にバンク-オの霊が見えた事で恐ろしくなって気絶してしまいます。そこへマクベス夫人の登場で、今度はマクダフの一家も皆殺しにしてしまう事も企てます。
第四幕イングランドとスコットランドの国境辺りでマクベスに虐げられた不満を持った者達が集まっています。その中にいるマクダフは自分の一家が皆殺しにされた事で、妻子を守れなかった事を嘆きます。そこへ殺害された先王ダンカンの王子マルコムがやって来て、王子マルコムとマクダフはマクベスに対する復讐を誓い、バーナムの森を切り開いてマクベスの城へ攻め込む事を決めます。
マクベスの城では夫人が発狂状態って感じになっています。医者と侍女が夫人の様子がおかしい事を話し合っている時に夫人は幻覚症状気味で夢遊状態になっています。
一方マクベスは狂乱気味になり、そこへ夫人が狂死してしまった事を告げられ、おまけにバーナムの森が切り開かれて攻めて来たことも告げられて更に狂乱しまくります。そこへマクダフが攻め込んできて、マクベスVSマクダフが戦い始めますがマクダフが「自分は女から帝王切開で生まれた」って感じの事を告げると、マクベスはとたんに気力を無くし、そのままあっけなくマクダフに倒されます。
その後、マクベスを倒して勝利を収めた凱旋が行われ、ダンカン王の王子マルコムを称えて終わります。
YUKIのコメントコーナーこれは2001年のチューリッヒ国立歌劇場の映像を観ましたが、マクベスって野心はありながらも小心者で、魔女の言う事ばかりを信じきって、その上に夫人が殺しを持ちかけるってのが何だか凄まじさを感じます。
けど、マクベスの弱さがかなり現れていて自分自身も野心はあるものの、殆どが人の言いなりになっている哀れさも感じます。
まぁ言えば、マクベスって魔女と夫人に洗脳されてるって感じかな・・・。
[1回]
PR