このオペラは、日本で上演されているのはあまり聞かないのですが・・・案外有名なオペラだと思います。(全体的にはマイナー作品ではないと思う^^;)
だけど・・・どうやらドニゼッティのオペラとしてはマイナーな方かも・・・(^^;)って感じに書いてある書物もありました。。。
リンダが歌うアリア「この心の光」は有名なんだけどなぁ。。。
ドニゼッティが最初に宮廷劇場用に作曲をしたものだそうです。
作曲年・・・1842年
台本・・・ガエターノ・ロッシ
初演・・・1842年5月、ウイーンケルントナール劇場
登場人物リンダ(ソプラノ)
カルロ(テノール)
ピエロット(アルト)
ボアフレリー公爵(バス)
アントーニオ(バリトン)
マッダレーナ(メゾ・ソプラノ)
あらすじ第一幕フランス領アルプスにあるシャモニーの町にあるアントーニオの家で、アントーニオ&マッダレーナ夫妻は地主である公爵夫人が自分達に小作人契約を更新してくれるかが気になり公爵夫人の兄ボアフレリー侯が力を貸してくれると当てにしている。
夫妻の娘リンダは彼氏であるカルロに会いに出かけていくが、行き違いになったようで結局は家に戻って来ます。しかし、カルロが公爵夫人の息子シルヴァーノ伯である事をリンダは知りませんでした。カルロはリンダが1人で家にいる時にやって来るので、彼女はカルロに自分達2人の仲を隠さねばならない事を尋ねます。カルロはそんな彼女を慰めて去りました。
その後、アントーニオが村長と共に入って来て、ボアフレリー侯が契約更新に力を貸してくれたが、リンダを求めるっていう様な下心があった事を話します。
リンダは皆から勧められて、パリ方面へ出稼ぎに行く人々の中に紛れ込んで村を離れる事を決意し、旅芸人のピエロットと共に出かけます。
第二幕遂に自分の恋人の身分がどれ位のものかを知ったリンダはカルロのおかげで立派な生活をしています。
しかし、通りかかった侯爵に見つかってしまったリンダは妾になる事を勧められ、鬱陶しい気分にさせられてしまいます。その侯爵と入れ代わって入って来たカルロですが、恋人の心配げな様子にリンダは暗い気分になってしまいます。
その気まずい様子になっていたカルロには実は母の侯爵夫人から縁談の話を持ちかけられており、リンダの愛を確かめようとしたのです。
そんな時にシャモニーで侯爵との仲が気まずくなり、シルヴァーノ伯に助けを求めるのが目的でやって来たリンダの父アントーニオがやって来ます。そして、シルヴァーノ伯爵の愛人に我が娘リンダがなっていたと思い込んだアントーニオはブチ切れます。それと、そこへ来ていたピエロットが伯爵の結婚の話まで暴露してしまったので、ショックを受けたリンダは錯乱状態に陥ってしまいます。
第三幕ピエロットは伯爵に内緒でリンダをシャモニーへ連れ帰ってしまいます。彼女が連れ帰られてしまった事を知らないカルロはリンダを探しまわっています。そんな時にピエロットと共に錯乱状態のリンダが広場へやって来て皆の同情を誘います。
そんな状態のリンダにカルロは必死に呼びかけ、彼の愛情のこもった呼びかけが効果を発し、彼女は正気に戻りました。
カルロは母侯爵夫人の縁談話を断り、リンダと一緒に暮らす事を決意してシャモニーの村人達の祝福を受けてハッピー・エンドとなります。
YUKIのコメント一幕で歌われるリンダのアリア「この心の光」を勉強しています(^_^)
オペラとしてはドニゼッティのオペラではマイナー作品の様ですが、このアリアはかなり有名なアリアです。
これも声楽を勉強している人々のなかではソプラノで細い声質の人だったら歌っている人が多いと思います。何せ音大の卒業試験ではかなり沢山の人が歌っていたから。。。
ドニゼッティのオペラ・アリアはコロラトゥーラの技法が必要なものが多く、原譜は簡単そうな楽譜なのですが大半はカデンツァを用いて歌い方を変えてしまう事が多いのですよねぇ(^^;)
余談ですが・・・前に、この文章に対して「感想」というタイトルでメールを送りつけられました。
その時に書かれていた内容を覚えていますので一部公表します。
「史上まれにみるほどの悪文だ!」正直言って、立派な文章ではないけど、「悪文」とは失礼です。
今度、こんな内容のコメントやメッセージを送りつけてきたらしかるべき処置をさせて頂きますのでそのおつもりで。-_-"
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