このオペラは悲劇ですが歴史ものと言うか、古典的な時代の設定になった作品が多いヴェルディのオペラとしては庶民的な内容と言うのか、そんな感じのオペラですね。
解説では
「初の現代もの」と書かれた本がありますが、「現代もの」と言うのはヴィルディ自身にとって「現代もの」と言う事だと思います。(^^;)
ヴェルディは19世紀の作曲家なので、その時期に近い時代と言う事でしょう。
ちなみに台本のピアーヴェはヴェルディの別のオペラでも台本を手がけていますね。
「マクベス」と「運命の力」の初演版がそうですねぇ。
台本・・・フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ
作曲年・・・1853年
初演・・・1853年ヴェネチア・フェニーチェ座
登場人物ヴィオレッタ(ソプラノ)
アルフレード(テノール)
ジェルモン(バリトン)
フローラ(メゾ・ソプラノ)
アンニーナ(ソプラノ)
ガストン(テノール)
ドゥフォール男爵(バス)
グランヴィル(バス)
あらすじ第一幕ヴィオレッタはパリの社交界の花って感じの女性です!(*^o^*)
そんな彼女の家の客間で夜会が行われています。
その時に彼女はガストン子爵にアルフレードを紹介されます。
超有名なアルフレード&ヴィオレッタが歌う合唱付のデュエット「乾杯の歌」を歌ったりしてメッチャ賑やか~!
しかしヴィオレッタは突然体調が悪くなっちゃうんですよねぇ。。。(--;)
彼女は胸の病を患ってるんです。
だけど、皆には心配かけないように振舞っていました。
皆が去った後にアルフレードが彼女にずっと思い続けてた事を告白。
彼女にとっては最初はこんな事は言われ慣れてるんでしょう?!(^^;)
だから受け流した感じでしたが、その内に彼女もホロリ!(*^o^*)
だんだんとアルフレードの事が気になっちゃうんですよね~!(^_^)
第二幕あれから数ヵ月後。。。
アルフレード&ヴィオレッタは一緒にパリの近郊でのどかな愛の生活を送っています!
しかし家計があまり良い状態でない・・・ってかピンチ気味。。。(-_-;)
そんな事を知ったアルフレードは金策にパリへGo!
残っているヴィオレッタの元にアルフレードの父ジェルモンがやって来ました。
ジェルモンがヴィオレッタの元にやって来たのは良い知らせを持ってきたのではありません。。。
それどころか・・・。(-_-;)
「アルフレードと別れてくれ!-_-;」って訴えに来たんです!(-_-;)
実はジェルモンにとっては息子が娼婦と付き合ってたら娘の縁談に差し支えるって思って頼み込みに来たのです。
ヴィオレッタにとってはショッキングな訴えですが彼女は泣く泣く了承。。。(;_:)
アルフレードとの別れを決意しちゃうのです~!(--;)
純情なヴィオレッタは別れるのをジェルモンのせいにせずに、自分が心変わりした様に装って別れる事にします。
それから後にアルフレードもヴィオレッタもフローラからパーティーに招かれます。
そこではアルフレードとヴィオレッタが分かれた事で話題に。。。(-_-;)
アルフレードはヴィオレッタにふられたとばかり思い込んでる。。。
当然・・・彼は父親が彼女に「息子と別れてくれー!」って訴えた事は全く知らないのですから不機嫌なのは当たり前でしょう。(--;)
彼はガストン子爵達とカードゲームをやって遊びます!
アルフレードは不機嫌だけどこのカードゲームにはけっこう勝ってる。。。(^^;)
だけど・・・不機嫌。。。(-_-")
そんな所へかつての交際相手だったドゥフォール男爵と一緒にヴィオレッタが。。。
彼女はアルフレードを見て青ざめてしまうんです。(-_-;;)
アルフレードはヴィオレッタからフローラの所に来る前から絶縁状を既に受け取らされたんですよねぇ。
それで彼はブチキレ状態でヴィオレッタを問い詰め、ヴィオレッタはドゥフォールの事が好きな様なニュアンスの事を言った事でアルフレードはプッツン!(-_-")
彼は大勢の前でヴィオレッタに対して札束をぶつける!・・・っていうとんでもない行為に走ってしまった!(-_-")
ショックのあまり、ヴィオレッタはその場で倒れこんでしまいます。
皆はアルフレードの無礼な行為に大ブーイング!(-_-")
そんな所へパパのジェルモンがアルフレードに喝ーーー!!!(-_-")
アルフレードは自らしでかしたバカな行為を悔やみます。
第三幕数ヵ月後、ヴィオレッタは病が悪化。。。
医者も彼女の命があと僅かな事を宣告します。。。
彼女はアルフレードの父ジェルモンからの手紙を読んで、その手紙にはこの前の無礼を詫びに伺いたいと言う事と自らも伺う事も書かれています。
しかし余命短い彼女にとってはもう遅すぎると感じました。。。(-_-;)
しかしアルフレードがやって来た!(^o^)
ヤッタネ!(*^o^*)
2人は再会を喜びますが、ヴィオレッタはダウン!(-_-;)
そんな時にジェルモンもやって来て、彼女に許しを請いに来ました。
しかし、それからヴィオレッタは自らの肖像画をジェルモンに託し、「清らかな乙女」に渡して欲しい!・・・と伝えます。
しかしラストは突然立ち上がり、その時は苦しみも無く生きられると叫んでその場で倒れこんで息を引き取ります。(;_;)
ゆき@管理人のコメントコーナーラストはようやくアルフレードと再会出来たのに悲しいよね!(-_-;)
パパのジェルモンも最後はヴィオレッタを娘として抱きしめにきた・・・と言うところは心が本当に和まされます。
ジェルモンもまぁ言えば・・・最初は世間体を気にするパパって感じだった。。。
けど当時はかなりあり得ると思う。
今でもあり得ると思う。。。
解説本に寄れば「ヴィルディのオペラとしては初の現代物」ってニュアンスで書かれていたけど、「現代物」と言うのはヴェルディが活躍した時代当時でその当時の現代物って事です。
今の時代での「現代物」ではないですよ~!(^^;)
「椿姫」に関する雑記どうでも良いことですが、この記事は5月8日に予約の自動更新すると思います。
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