第三幕ブイヨン公爵邸の大広間で何とか逃げた公爵夫人は憎き恋敵のアドリア-ナの声に思いをめぐらせています。
公爵の夜会にやって来たアドリア-ナVSブイヨン公爵夫人。恋敵同士であってもお互いに丁寧な振る舞い、言葉が交わされるが、アドリア-ナはマウリツィオが公爵夫人とザクセンの援助の事でひそひそ話をしているのを見て「フェドーラ」のワンシーンを演じて夫人に見せ付けます。ついでにアドリア-ナはマウリツィオにも気まずそうな視線をチラッと与えてその場を去ります。
これで公爵夫人は遂にブチ切れ、アドリア-ナに対し憎悪を燃やします。
第四幕アドリア-ナの家。
ブチ切れ状態のブイヨン公爵夫人は、アドリア-ナに対して復讐をします。
その復讐は、アドリア-ナがかつて恋人マウリツィオに贈った花を公爵夫人が贈り返すのですが、それもマウリツィオ自身が贈り返した様に工作し、しかもその花に猛毒を仕掛けてアドリア-ナを殺してしまおうというものです。
アドリア-ナに贈り返された花を見て、彼女はマウリツィオに裏切られたと思い込み絶望します。
その花を暖炉に投げ捨てた後で、舞台監督のミショネに導かれてマウリツィオがやって来るのです。
本当の事を知らないアドリア-ナはマウリツィオに対して最初は冷たい態度をとるものの、彼が心から彼女に詫びた事に対して彼女の心も溶けました。
しかし、公爵夫人の復讐の花の毒がアドリア-ナの身体にまわり、アドリア-ナはマウリツィオの腕の中で息を引き取ります。
YUKIのコメントコーナーこのオペラの1幕で歌われるアドリア-ナのアリア「私は芸術の神の僕」、4幕の「哀れな花」を2003年の地元の市民音楽祭で歌いました。
「私は芸術の神の僕」は花形女優でありながらも謙虚な性格のアドリア-ナの性格が現れた美しいアリアです。
「哀れな花」は本当の事を知らないアドリア-ナが恋人から花を贈り返された事で嘆く悲痛な感じのこもったアリアだと思います。
けど、ストーリー見ると、大きな背景はアドリア-ナVSブイヨン公爵夫人の女の争いが大きい感じがします。
一人の男性を間に挟んで女同士で争うのですが、美しい音楽の背景に対立の醜さも現れたストーリーだと感じます。
けど公爵夫人の復讐は巧妙かつ悪質な雰囲気もするので、これで改めてこの夫人のキャラの恐ろしさが分かってくる様な気もします。
余談ですが・・・^_^;この記事は予約自動更新します。^_^
投稿時間は多分、PCは開かないと思うので・・・^_^;;
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