この前の3月16日の金曜日にNHK教育放送でやってた2009年チューリッヒ「トスカ」のライブ映像観ちゃいましたよ~!^o^
ちなみに主要キャストは次の通りトスカ=エミリー・マギー
カヴァラドッシ=ヨナフ・カウフマン
スカルピア=トーマス・ハンプソン
ハッキリ言って、オペラ全曲を映像で観るのは超久しぶり。^_^;
前の日記にも書いてたけど、学童保育で仕事やってた時はオペラ全曲映像を観る余裕が体力的にも気力的にも全く無かった。
だから、今回は1年以上ぶりのオペラ全曲の映像鑑賞でした!^o^
今回、注目してたのはカヴァラドッシをカウフマンが歌ってたって事。
カウフマンに関してはこれまで名前だけはしょっちゅう聞いてたけど彼の歌そのものはまだ一度も聴いた事無かった。^^;
それで、今現在注目されているテノールの一人であるカウフマンの歌唱がどんな感じか聴いてみたいっていう思いもありました。^_^
カウフマンは見た目はハリウッドの二枚目スターみたいな雰囲気のルックスで声はかなりのドラマティーコって感じの強い声のテノールだ。
中音はどちらかというとバリトンに近い様な雰囲気を持った声。
だけど、高音は輝かしい響きを持ってた。
ドイツ人テノールって事でイタリア・オペラを歌うドイツ人の歌手ってかなり貴重だよね。
逆にイタリア人歌手がドイツ・オペラ歌うのも凄く貴重な気がする。
だけど、最近の歌手は幅広いレパートリーを全曲で歌う様になってきてるんだなぁ。^_^
彼のカヴァラドッシ、メッチャはまってたよ!^o^
トスカを歌ったマギーは特別な印象は受けなかったけど、スカルピアを歌ったハンプソンもメッチャ良かったね!^o^
ハンプソンは2001年チューリッヒの「マクベス」でタイトルロール歌ってるのを聴いたけど、あの時もおぞましさ抜群だったけど、今回もおぞましさ抜群!
映画のトスカでのライモンディのスカルピアと一味違ったおぞましさを感じさせてくれた。
カヴァラドッシが描いたマリアの絵画を切り裂く演出が恐怖感を増す演出と感じました。
あのシーンはインパクト強かった!^_^;
オールバックで固めたヘアースタイルに髭のルックスのハンプソンのスカルピア。。。
顔は全然違うけど、一瞬、1988年のマーク・ハミル主演の映画「風の惑星/スリップ・ストリーム」でのウィル・タスカーを思い出した。^^;
演出面は本編が始まる前の解説で音楽評論家が「劇中劇」って言ってたと思うけど、最初は???状態だった。
だけど、舞台設定が目立つように舞台装置の照明器具が置いてあったり、最初の教会のシーンでは昔のホールの客席の様な椅子が多数並べられていた事からこの事が評論家がが言ってた「劇中劇」の事かな?・・・とも勝手に想像。^^;
真相は分からないけどね。^^;
だけど、最近のオペラの舞台って簡素化している様に感じるのは私だけ?^^;
昔のオペラの舞台って豪華な舞台装置があってかなり大掛かりな感じだったけど、最近は時代設定を20世紀に置き換えた様なタイプの演出が殆どの様な気がする。
You Tubeで抜粋的なものを観ても殆どがそんな感じ。
何でかな?
費用?それとも現代ヴァージョンの方が馴染めるから?
まぁ、好みは人によって違うから何とも言えないですね。
[0回]